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ねじ転造

ねじ転造工程
 次のねじを作る第二工程は"ねじ転造工程"で、頭部圧造工程で造られたブランク(通称:ねじ下)にねじ山を成形させます。
この工程でねじの原形が出来上がります。
 今回はねじ転造の概略について若干説明致します。
ねじ山を成形するには、古くはねじ山を1本づつ切削バイトで加工していたが、多量に使用する時代に入り、ブランクが回転しながら特殊な圧延加工を行う「転造」が開発されました。
切削加工

「ねじ転造」は冷間塑性変形により山を盛り上げてねじ山を成形します。
最も一般的なねじ転造方法は「平ダイス式」が使用されます。
平ダイス式は固定側と移動側の2枚一組のダイプレートを呼ばれる金型を使用し、この金型の間をブランクが2枚のダイプレートにより必要な圧力で押し付けられながら転がることによってブランクの表面にねじ山を成形させます。無題転造

転造加工の利点(切削加工との比較)
・ファイバーフローの切断がなく、連続していることから、引張強さが高い   (ファイバーフロー:繊維状金属組織)
・塑性加工による成形であることから、材料屑が発生しなく歩留まりが高い
・                       表面が硬くなっている(加工硬化)
・ねじ精度の均一性が保たれる
・生産性が高い
などが上げられます。

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ねじ職人

Author:ねじ職人
㈱ヤマシナ(旧 山科精工所)に入社して、はやウン十年。日本の発展のためにお役に立てればと、高性能、高品質のねじ作りに日々努力して参りました。
私たちが作ってきた愛すべき精密部品「ねじ」の奥の深さをご紹介します。

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