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熱処理②

熱処理②

調質焼入れ  (焼入れと焼戻しの組み合わせ)

ねじを大量に省人的に生産するには下図のようなベルト(メッシュ状)式の連続炉にて
処理します。

メッシュ連続炉

製品は右の投入機(投入)からベルト、コンベア等により加熱炉、焼入槽、戻し炉を経て
排出で目的の熱処理が完了します。
焼入槽には、焼入油、水溶性の焼入液が入れられ、槽内は常に攪拌され、温度が保たれ
ています。
通常の熱処理での加工時間は、加熱炉が約90分、焼入槽が約10分、戻し炉が約60分
の合計約160分程度にて熱処理が完了します。


調質温度


焼戻温度は ねじの材質、求める硬さ(引張強さ)により決定されます。
例えば、ねじの材質がSWCH45Kで、求める強度10.9で硬さがHRC32~39の場合
焼戻温度約480゚Cに設定され、強度8.8で硬さがHRC22~32の場合は約580゚C
に設定されますが、焼戻温度によっては脆性が生じる事があるので注意が必要です。
この例のように、焼戻温度が高くなると硬さは低くなり、求める硬さは焼戻温度により変化します。
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コメント

[C40] なるほど

小さなネジにも手が掛っているんですね。
  • 2012-10-30 01:08
  • ルービトブカ
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プロフィール

ねじ職人

Author:ねじ職人
㈱ヤマシナ(旧 山科精工所)に入社して、はやウン十年。日本の発展のためにお役に立てればと、高性能、高品質のねじ作りに日々努力して参りました。
私たちが作ってきた愛すべき精密部品「ねじ」の奥の深さをご紹介します。

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